先日、理想の男性に巡り会えない、という女性の方から相談を受けました。
話を聞いてみると年収の部分が大きなネックになっていて、条件にそった人がなかなか現れない。たとえ年収の部分をクリアしても、他の部分がちょっと…という感じでした。
真剣に結婚を考えられている女性ほど、お相手の男性に求める年収を「○○○万円以上」という具合に、明確に基準を定められている事が多いのですが、意識するあまり希望額が大きなハードルとなっている事があります。
もちろん年収が多いにこしたことはありませんが、まずは希望している年収を超える収入を持っている人が、何人に1人の割合で存在するか、知っておいても損はないと思うのです。
例えば給与取得者(約4756万人)の中で、年収1,000万円を超える人は全体の4%となっており、
25人に1人、と聞くとなんだか出会えそうな気もしますが、既婚者、既に恋人がいる、異性などの条件を加えていくと、割合がガクっと落ちます。
国税庁が調査した、民間給与実態統計調査に基づいて数字を算出しており、日本経済新聞にわかりやすくグラフでまとめられていますので、気になる方は一読しておくと良いかも知れません。
年収600万円以上がある方を希望しているのですが、なかなか良い方に巡り会えません。
理想が高いのでしょうか。
条件を意識しすぎている可能性が高いので、少し和らげてみてはいかがでしょうか。
実は600万円以上を希望されている女性の方というのは、非常に多くおられます。
給与所得者の中で600万円-700万円の方は全体の5.9%。約17人に1人の割合となり、700万円-800万円の方は全体の4%。25人に1人となります。
600万円~800万円というレンジで考えれば全体の10%、10人に1人の割合となります。※800万円以上もらっている方はさらに少ないため、ここでは除外させていただきました
しかし、ここに既婚者や異性などの条件を加えていくと、比率はさらに下がります。
年収300万円が当たり前と言われて久しい中、年収600万円以上稼いでいる男性の元には、女性が集まりやすい背景もあり、年収が高くて婚活をしている男性の人気は非常に高いと言えます。
そういった事を加味した上で、年収の高い男性を希望されているのであれば、問題ないのですが、そうでない場合は希望する条件の異性となかなか出会えずに、婚活疲れ(婚活地獄ともよばれています)に陥る可能性が高くなります。
全ての条件に理想を求めるのも、もちろん良いのですが、こういった場合はネックとなっている条件のハードルを下げてみる事をおすすめします。
たくさんのパーティーに参加して、理想の人に出会えていないのに、出費がかさむ状況というのは、相当なストレスだと思います。条件を下げる事で出会える確率が高くなり、参加費の節約にも繋がるかもしれません。
年収が高いにこしたことはありませんが、理想としている年収を得ている人が、どの程度の割合存在するか知っておくことで、より具体的に希望する金額を設定できるようになります。
給与所得者の分布を100万円~1,000万円までは100万円区切り、1,000万円以上は500万円区切りで表にしました。
年収 | 割合 | 何人に1人 |
---|---|---|
100万円以下 | 9.1% | 10.9人に1人 |
100万円以上 200万円以下 |
15% | 6.6人に1人 |
200万円以上 300万円以下 |
16.8% | 5.9人に1人 |
300万円以上 400万円以下 |
17.4% | 5.7人に1人 |
400万円以上 500万円以下 |
13.8% | 7.2人に1人 |
500万円以上 600万円以下 |
9.6% | 10.4人に1人 |
600万円以上 700万円以下 |
5.9% | 16.9人に1人 |
700万円以上 800万円以下 |
4.0% | 25人に1人 |
800万円以上 900万円以下 |
2.6% | 38.4人に1人 |
900万円以上 1000万円以下 |
1.7% | 58.8人に1人 |
1000万円以上 1500万円以下 |
2.9% | 34.4人に1人 |
1500万円以上 2000万円以下 |
0.6% | 166.6人に1人 |
2000万円以上 2500万円以下 |
0.2% | 500人に1人 |
2500万円以上 | 0.2% | 500人に1人 |
結論から言うと、理想は高くても全然構わないと思います。
ただし理想が高ければ高い分だけ、競争率やハードルが高くなります。
お相手が結婚相手に求めている条件も、シビアになってくる可能性が高いということを認識し、婚活競争を勝ち抜くための努力を惜しまない覚悟を強く持って下さい。
ここがおろそかになってしまうと、理想の人に出会えずに疲れてしまい、結婚活動に嫌気がさしてしまうことも考えられます。
年収0円~500万円という割合が、給与所得者全体の約7割(72.1%)を占めています。
今は500万円以下の年収でも、中には数年後仕事で成功し、600万円を超える収入を得る方もたくさんいらっしゃるはずです。
もし、年収以外の条件はバッチリなんだけど、年収が…という場合、男性の仕事に対する意思も大切ですが、あなたが支えてあげる事で、そういったステージに立てるのではないか、という視点を持ってみて下さい。
結婚することで、家族になります。他人だった人が家族になることで、お互いに意識が変化します。好きで結婚した相手がしっかりと支えてくれると、男性は頑張ろうと思うものです。
“現在”は到達していなくても、”未来”に希望する条件に到達する可能性は、大いにあります。
ピンと来る相手に出会ったら、条件に合うかどうかだけではなく、結婚後や将来の事を含めて考えると、より幸せになれる可能性というのは高まるのではないでしょうか。
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